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「1on1で話すことがない」を解決!部下が自ら喋り出す魔法の質問術とAI活用法

はじめに:「1on1面談」で、上司ばかり喋っていませんか?

こんにちは!里茶(LISA)です。

前回の記事では、管理職にとって一番胃が痛い「評価面談(フィードバック)」についてお話ししました。今回は、もっと日常的な「1on1面談」についての実践編です!

「1on1で部下が全然喋ってくれない」
「沈黙が続いて気まずい…」
「気づけば、上司である私ばかりがアドバイスを語ってしまっている」

新人管理職の皆さんは、こんな風に悩んだことはありませんか?
実は私も、現在進行形で『1on1の難しさや奥深さ』に直面し、日々もがいている一人です。

でも一つだけ確かなことは、1on1の主役はあくまで「部下」だということ。上司の仕事は、答えを教えることではなく「部下に考えさせ、自ら喋らせること」です。

今日は、私が現場で使い倒している「魔法の質問術」、面談中のマイルール、そして密かにやっている「AIを使った面談準備」の裏技まで、1on1の質を上げるために実践している方法を紹介してみようと思います!

1. 部下が自ら考え、言葉にする「魔法の質問」

手応えがない人や、自分から発信するのが苦手な部下に対して、「最近どう?」「何か困ってることある?」と漠然と聞いても、「特にないです」「大丈夫です」で会話が終了してしまいます(笑)。

上司側がどれだけ「相手から言葉を引き出すための手札(バリエーション)」を持っておけるかが勝負です。
私がよく使う、深掘りするための強力な手札をご紹介します。

「目指す姿が10なら、今はどれくらい?」と数字で聞く

業務の進捗やスキルの習得具合について聞く時。私はよく、こんな風に質問します。

里茶(LISA)
「今の状態は、目指す姿を『10』だとしたら、自分で何点くらいだと思う?」

ただ「できてる?」と聞くのではなく、あえて数字で可視化させます。すると、部下は自分なりに客観視して、こんな風に答えてくれます。

「うーん、そうですね……6くらいですかね…」
Z世代レッサーパンダ君

ここで私は、あえて少しプラスの評価を伝えます。

里茶(LISA)
「そっか!でも私から見ると、〇〇の業務はすごく丁寧にできていると思うから、もう1点上げて『7』でもいいんじゃないかな?」

この一言で、部下は「えっ、意外と自分ってできてるんだ!」と嬉しそうな顔になり、面談に対する姿勢が一気に前向きになるんです。

「残りの点数=伸びしろ」を自分で言語化させる

ここからが本番です!少し自信を持ってもらったところで、すかさずこう深掘りします。

里茶(LISA)
「じゃあ、理想の10にするための『残りの3点(または4点)』は、何が足りないと思う?」

この質問を投げかけると、部下は自分自身で「何ができていて、何が課題なのか」を一生懸命考え、喋り始めます。

上司である私が「ここがダメだよ、直して」と指摘するより、本人が自分で気づいて言葉にしてくれるのは、正直めちゃくちゃ助かります!(笑)
さらに、この「残りの点数」を埋めるための具体的なアクションを話し合うことで、次回の面談までの目標が明確になります。お互いの「認識のズレ」もなくなる、まさに一石三鳥の最強の質問なんです。

2. 気まずさに負けない!部下を喋らせる「3つのマイルール」

良い質問を投げかけても、すぐにスラスラと答えが返ってくるわけではありません。部下がしっかり喋れる環境を作るために、私は面談中に以下の「3つのマイルール」を徹底しています。

① 「沈黙」に挑む!考える時間を奪わない

質問をした後、部下が黙り込んでしまうこと、ありますよね。
研修などでも「沈黙を怖がらないことが大事」と習うものの、現場では気まずくて……昔の私は、つい自分が喋って沈黙を埋めてしまっていました。

でも今は、「余裕な表情を保ちながら、沈黙に挑む!」と心に決めています(笑)。

落ち着いて相手を観察してみると、斜め上を見ていたり、必死に頭を回転させているのがわかります。この「考えている時間」を上司が奪ってはいけません。グッと堪えて待つ勇気が、部下の深い気づきを生むのです。

② 決して否定せず、ひたすら「傾聴と共感」

部下がようやく口を開いた時、たとえそれが少し的外れだったとしても、絶対に頭ごなしに否定はしません。

里茶(LISA)
「なるほどね!どうしてそう思ったの?」

と、とにかく共感し、背景を聞き出す「傾聴」に徹します。否定されないという安心感があって初めて、部下は本音を話してくれるようになります。

③ メモを取る姿勢を見せる

そして、部下が話している間は必ずメモを取ります。これは「あなたの話を真剣に聞いているよ」「あなたの言葉を大切に受け止めているよ」という、最大のサインになるからです。

3. 私の秘密兵器!「AI」を壁打ち相手にして面談を設計する

さらに、私は1on1面談の質をレベルアップさせるために、密かに「AIツール(ChatGPTなど)」を活用しています!

特に、手応えが感じにくい人や、感情が読み取りづらい部下との面談の前は、「どんな切り口がいいか?」「どんなリアクションが効果的か?」を、AIを壁打ち相手にして構成を練ってもらっています。

私が実際にAIに入力しているプロンプト(指示)の例を2つご紹介しますね!

AIへの質問例①:未来に繋げるポジティブな面談にしたい時

【私からAIへの指示】
「今度、部下と1on1をします。今回の目的は、期初に立てた目標に対しての進捗確認です。単なる進捗報告で終わらせず、最後は未来に繋がる前向きな話で終わるようにしたいです。この面談の構成と、部下に投げかける質問のバリエーションを考えてください。」

AIへの質問例②:原因に気づいていない部下を導きたい時

【私からAIへの指示】
「仕事でミスが続いている部下との面談です。本人は原因の根本が見えていないようです。私が直接答えを言うのではなく、どんな構成、どんな質問を投げかければ、部下自身で根本原因に気づくよう導けますか?」

AIは、上司の立場で寄り添いながら、客観的でハッとさせられるような質問の切り口をたくさん提案してくれます。この「手札」を事前に持っておくことで、本番の沈黙にも焦らず、どっしり構えて部下と向き合えるようになるんです。

まとめ:事前の準備と待つ勇気は、部下への「愛情」

「そこまで面談の準備をするなんて、時間かかりませんか?」と言われることもあります。
でも、相手が話しやすい環境や質問をあの手この手で準備し、気まずい沈黙をじっと待つのは、部下の成長を本気で願っているからこその「愛情」だと私は思っています。

面談準備をしているノートとコーヒー

面談前に思考を整理するのが、私の大切なルーティンです🍵

1on1は、部下のための大切な時間。
あなたが本気で向き合うための準備をしてくれたこと、その熱量はきっと部下にも伝わるはずです。

私自身、2回、3回と回数を重ねるにつれて、メンバーが喋ってくれる時間や内容に明らかな変化が生まれるのを実感しました。
一番嬉しかったのは、他人の話(愚痴やクレーム)ばかりしていた人が、自分の話(やりたいことや課題)を中心にしてくれるようになったことです。

「里茶さんはよく見てくれていると実感できる」
「無駄な時間だと思っていたけれど、自分を振り返る有意義な時間になった」

そんな風に言ってくれるメンバーもいて……もう、嬉しくて泣きました!!!

話す時間がどんどん長くなるので、私自身の業務調整は大変ですが(笑)、メンバーとの対話こそが管理職の最重要業務だと思っているので、本当に嬉しい悲鳴ですね。

とはいえ、私自身もまだまだ伸びしろだらけ。
これからも、面談の質を引き続き上げる努力をしていきたいと思います!

もし面談で言葉に詰まってしまうことがあれば、ぜひ「数字を使った質問」や「沈黙に挑むマイルール」、そして「AIとの壁打ち」を試してみてはいかがでしょうか?一緒に頑張りましょう!

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  • この記事を書いた人

里茶(Lisa)

短大卒、大手食品卸 新卒入社から20年目! 一般職(9年) ⇒ 総合職(8年) ⇒ 管理職(2年) 18歳からのパートナーと20年の付き合い(事実婚)、30代後半から積み立てNISAや仮想通貨で資産運用を開始、自分を整える習慣(ジム・旅行)など、自分軸でHAPPYに過ごす。40代のリアルを書いていきます。 新人管理職や悩める女性に寄り添い、一緒に成長していきたいです。 そっと背中を押す様な存在を目指しています。

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