仕事・マネジメント 新人管理職のリアルな壁

「自分でやった方が早い病」からの卒業!プレイングマネージャーを抜け出す4つのステップ

はじめに:「自分でやった方が早い」の罠

「部下に教えるより、自分でやった方が絶対に早い…」
「でも自分の仕事が終わらなくて、毎日残業ばかり…」

こんにちは!LISA gardenの里茶(LISA)です。
管理職になったばかりの頃、見事にこの「自分でやった方が早い病」の罠にハマり、プレイングマネージャーとして一人でパンクしそうになっていた時期がありました。

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さらに私の場合、「昨日までプレイヤーとして一緒に働いていたチームで、そのままリーダーになった」という少し厄介な状況。
お互いの業務範囲の境界線が曖昧で、メンバーも「どこまで自分がやっていいのか?」と戸惑い、結果的に私がすべて巻き取ってしまっていたんです。

でも、本気でチームを良くしようと思ったら、リーダーがいつまでも最前線でプレイングしている場合じゃありません。

この記事では、私がどうやってその状況を打破し、「助さん・格さん(右腕・左腕)」を育ててチームを自走させたのか。現場でのリアルな葛藤と、部下との対話の記録を赤裸々にお話しします。

「任せるのが怖い」と悩んでいる新人リーダーさんの、少しでもヒントになれば嬉しいです!

私が「任せるマネジメント」に切り替えた4つのステップ

昨日までの同僚に、上司として仕事を任せる。最初は本当に手探りでしたが、私は以下のステップで「自分の実務」を手放していきました。

① まずは「助さん・格さん」を作り、自覚を持たせる

いきなり全員にすべてを任せるのは不可能です。まずはチームのキーマンとなる人物を定め、何度も対話を重ねました。

里茶(LISA)
「あなたに右腕(左腕)になってほしい。ここまでの範囲を任せたい!」

と明確に伝え、彼ら自身に「自分がチームを回すんだ」という当事者意識を持ってもらうことから始めました。

② 「任せる怖さ」は、未来の成長への投資と心得る

任せるまでには事前の準備が欠かせません。でも、「まだ早いかも」「失敗したらどうしよう」といつまでも機会を与えないことは、部下の成長の機会を奪うことになります。

任せるのは正直怖いです。でも、たくさん経験させることが成長の一番の近道であり、結果的に自分がプレイングを抜け出せる最短ルート(=成長への投資)なのだと腹を括りました。

それに私自身、たくさん失敗し、時には心が折れそうな時もありましたが、たくさんの経験や挑戦が大きく成長させてくれました。

③ 実感できるレベルで「信頼」を伝え、絶対に守り抜く

仕事を渡すとき、一番やってはいけないのが「任せっぱなし(丸投げ)」にすること。
私は、「あなたのことを信頼している」と相手が実感できるように、ことあるごとに伝えました。

それと同時に、「何かあったら、私が必ずサポートするし、責任もって守るから!思い切って挑戦して!」と約束しました。人は、安心感があることで、思い切って挑戦することができると思います!なので、安心を与える工夫を意識しました。

④ 「私をうまく使いなさい!」と伝える

そして最後に伝えたのが、この言葉です。

里茶(LISA)
「私の20年の経験とスキルを、思う存分活用して!私をうまく使いなさい!」

この言葉は、少し上から目線に聞こえるかもしれないですが、この部署で私は1年目~18年目までプレーヤーとしての様々な経験があり、それが私の強みでもありました。
だからこそ、私の経験・スキルを自分のものだけにするのではなく、みんなに使ってほしかった。ゼロから学ぶより、マネすることのほうが早いし、方程式がすでにあるならそれを使えばいい。簡単にスキルを取られた!なんて思いません。むしろ、役に立てるなんてこれほど嬉しいことはないです。

それと同時に、「わからないことがあれば全力でサポートするよ」という愛であると同時に、「だから、指示待ちの受け身じゃ駄目よ!自分から学びに来るのよ!」という、自走を促すプレッシャーでもあります(笑)。

管理職の本当の仕事は「実務を手伝うこと」じゃない

私がプレイングマネージャーを抜け出す上で、一番苦しくて、一番葛藤したのはここでした。

みんなの「しんどい」を実務で手伝わない覚悟

1年の中で数回訪れる繁忙期。みんなが残業して必死に手を動かしているのを見ると、本当に胸が締め付けられます。「私が手伝えばもっと早く終わるのに」「一緒に残業してあげたほうが寄り添えるんじゃないか」と。

でも、私が手伝ってしまったら、キーマンたちの「現場をハンドリングする能力」がいつまで経っても鍛えられません。生きた最高の状況で自ら考え、指示を出し、フォローする経験こそが、彼らの自信に繋がるんです。

だから私は、ぐっと堪えてヒントだけを渡し、「あとはお願いね」と先に帰社しました。
正直、一緒に残業しないことが正解だったのか…今も分からず、帰り道は本当に辛かったです。

大きな欠品トラブルが起きた時も、最悪の事態にならないようギリギリまで見守り、結局私がフォローに入ることも多々ありました。でも、そのたびにキーマンを集めて「何が良かったか」「今後の伸びしろはどこか」を徹底的に会話して、具体的なアクションをすり合わせ、同じ方向を向くことだけは絶対にやめませんでした。

「中長期目線の体制づくり」でチームに還元する

では、私が実務から手を引いて何をしたか?
それは、「人員リソースの確保」と「体制の整備」です。

みんなの「しんどい」を目の前の実務でフォローするのではなく、根本を解決するために中長期目線で計画を立て、ひとつひとつ着実にカタチにし、みんなに還元することが私の仕事だと覚悟を決めました。

プレイングに逃げていたわけではないですが、もしかしたら本質に向き合うのが怖かったのかもしれません。
でも、私には大事な、大好きな部下ができたのです!本気で守るなら、小手先ではダメだと気づけたんです。

  • 上層部に掛け合って、人員の増員を交渉する
  • チームのフォロー体制や、一般職・総合職・派遣社員の業務範囲を根本から見直す
  • 「教育こそがチームの基盤」と考え、新人1人につき2人の教育担当をつける手厚い体制を作る

これらを本気でやろうと思ったら、自分がプレイングなんてしている場合じゃないんですよね。

「私にばかり嫌なことを言わせない」。右腕の顔つきが変わった日

信じて、任せて、対話を重ねた結果、チームを動かす中心メンバー(助さん・格さんの2人+まだまだ甘々ちゃんなキーマン3人の計5人)に、明確な変化が起きました。

ある日、トラブル対応の振り返り会について、助さん・格さんがこう提案してくれたんです。

「まずは自分たちが中心になってキーマンたちと会話をしてから、里茶さんに報告させてほしいです!」
Z世代レッサーパンダ君

理由を聞くと、「いつも里茶さんに気づきをもらってばかりで、自分たちで考えることが必要だと思ったから」。そして、

「里茶さんにばかり嫌なことを言わせないようにしたいんです」
エース  黒ヒョウ

と言ってくれたんです。
……もう、本当に嬉しかったです。彼らが「一担当者」から、チームを牽引する「管理者」の顔になった瞬間でした。

まとめ:プレイングを抜けるのは「逃げ」ではなく「最大の投資」

「自分でやった方が早い」「任せるのが怖い」
その呪縛を手放すのは、本当に勇気がいります。

でも、任せることは決して丸投げや責任逃れではありません。部下にたくさんの経験をさせることが、成長への一番の近道であり、プレイングマネージャーを抜け出すための「最大の投資」なんです。

管理職を含め、メンバーそれぞれが、本来の役割を果たすことこそ『強いチーム』になる重要な条件です。
プレイングマネージャーを抜け出すことこそ、自分の為だけでなくチームのためになるのです!

もし今、一人で仕事を抱え込んで苦しんでいる新人管理職の方がいたら。
まずは勇気を出して、あなたの「右腕」に少しだけ手放してみませんか?頼ってみませんか?

あなたが信じて任せた分だけ、チームは必ず強くなるはずです。そして、信頼関係・絆も強くなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも働く女性のリアルな葛藤と、自分軸で生きるヒントを発信していきます!

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  • この記事を書いた人

里茶(Lisa)

短大卒、大手食品卸 新卒入社から20年目! 一般職(9年) ⇒ 総合職(8年) ⇒ 管理職(2年) 18歳からのパートナーと20年の付き合い(事実婚)、30代後半から積み立てNISAや仮想通貨で資産運用を開始、自分を整える習慣(ジム・旅行)など、自分軸でHAPPYに過ごす。40代のリアルを書いていきます。 新人管理職や悩める女性に寄り添い、一緒に成長していきたいです。 そっと背中を押す様な存在を目指しています。

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